murmur in the Soda / マーマー・イン・ザ・ソーダ
マトリョーシカを長年愛でたり描いたりしていると、
マトリョーシカの魅力についてたびたび質問を受けます。
「なぜマトリョーシカなんですか?」と。
マトリョーシカは可愛い。
このぽってりとしたフォルムとラブリーなデザイン。
作者自身、そんなマトリョーシカの可愛さに長年魅了され続けています。
けれど、可愛いだけがマトリョーシカの魅力ではありません。
「手間暇かかるけれど、これといった用途がない」
「特に役には立たないけれど、惹かれてしまう」
最近では、そんな「無用途」なところにあらためて魅せられています。
そしてあけてもあけても出てくるシュールさと白昼夢感。
そこにはどこまで開くのか永遠を感じさせてくれるロマンがあります。
その虜になる人がこれからも増えることを願って。(女性だけでなく男性にも!)
可愛いけれど可愛いだけじゃない、ひとくせあるあたらしいデザインを目指し
ロシアの伝統的なものとはちょっとちがったマトリョーシカをつくります。